22歳

今年も誕生日がきた

お父さんとお母さんと犬と大好きな人たちに囲まれてケーキを食べた。

お父さんとお母さんが用意してくれたイチゴと生クリームのホールケーキ、ショートケーキじゃなくて丸くて大きいやつ。

子供の頃から小さいケーキを4人分買ってきて食べる家庭だったから、ホールケーキへの憧れがあった。誕生日にホールケーキを食べたいってずっと思ってたけど、なぜか言えなかった。子どもなりの配慮。だから嬉しかった。

 

21歳の私はたくさんの人傷つけて少し傷ついた。

いろんなことがありすぎて3年分くらい生きた気がする

人生でほぼ初めて仕事してみたり、結局うまくいかないまま22歳になっちゃったけど

いろんな出会いがあって目まぐるしい一年だったな

あんまり思い出したくないことが多い

友だちも増えたのかな

増えたけど減った気もする

 

ずっと辛いみたいなことはあんま無かった

1番悩まされてた病気が良くなったことがとても大きい出来事

回復の年だった

 

ちゃんと強くなっていったよ

3年前のはなに大丈夫だよ今の悩みは消えるからって言ってあげたい。

3年前のはなはきっとその病気のことで頭がいっぱいになってるから。

そんなことで悩んでる暇なくなるくらい普通っぽい悩みがわんさか出てくるよ

 

もうあの時みたいな卑屈な言葉は出てこなくて悲しいけど

もうあの時みたいな思い二度としたくないから

今思えば回復してくにつれてブログも書かなくなってた

 

どこにもやり場のないつらさはずっとあるよ

それはまだ消えそうにない

3年前のはなは、病気が良くなって私が私じゃなくなるのが怖いって言ってた

でもわかる

たまに自分が自分じゃ無くなってしまった気がする

自分を助けるための言葉が出てこなくなる

縋れるものが何もなくて怖くなる

 

虚無になってしまった気がする

 

つらかった時のことあんまり思い出せないから

ちゃんと生きていたのに思い出せなくてごめんね

あの日もあの日も嘘みたいに思える

覚えていても他人のことのように思う

ごめんね でも今はこれでいい 

 

きっとまた私は辛くなるから

その時また思い出して、会おう